千葉工業大学 惑星探査研究センター様のご依頼で、
「DESTINY+」プロジェクトの理学系ミッションのロゴを、
制作させていただきました。
制作させていただきました。
工学系ミッションには、こちらとは別のロゴがございます。
小型の探査機を小惑星フェートン(Phaethon)まで飛ばし、
フライバイ観測を行うプロジェクトです。
フェートンは、塵をまき散らしながら太陽の周りを回っていて、
軌道の一部が、地球の軌道と交差しています。
地球がこの塵の帯に突っ込むと、沢山の塵が流れ星となって夜空に輝きます。
これが、毎年12月に見られるふたご座流星群です。
惑星探査研究センター様は、既に「METEOR」プロジェクトで、
今年3月までの数年間に渡り、ISSから流星を観測・分析されてきました。
(「METEOR」ロゴも、私が制作させていただきました。)
超高感度カメラが捉えた光から、質量やサイズ、成分構成も分かるそうです。
「DESTINY+」では、「METEOR」で観測した流星の起源の近くまで行って、
流星になる前の塵を直接観測します。
どんな新しい発見があるのか、これまでの研究とどうつながっていくのか、
とても楽しみなプロジェクトです。
ロケットの打ち上げは、2022年を予定しており、
フェートンへの到達は2026年と伺っています。
まだまだ先のお話ではありますが、「はやぶさ2」の盛り上がりもあり、
「DESTINY+」プロジェクトも注目が集まることと思います。
既に講演会なども開催されており、
一般の科学ファンもお話を聞ける機会が多そうです。
今夜は、今年のふたご座流星群の極大です。
綺麗だなというだけでなく、
流れ星の起源の小惑星まで探査機が到達する日を思うと、
また違った輝きに見えるかもしれません。
・千葉工業大学 惑星探査研究センター様 HP
新宇宙探査技術実証機DESTINY+ プロジェクト紹介
http://www.perc.it-chiba.ac.jp/project/destiny-plus/
・JAXA/ISAS様 HP
新宇宙探査技術実証機DESTINY+
https://destiny.isas.jaxa.jp/
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