2018年6月7日木曜日

【作品紹介】 『緑の世界』



===
■タイトル: 『緑の世界』
■作品サイズ: 16.0×23.0cm (額の窓部分)
■画材: アクリルガッシュ、顔料黒インク
■紙: ストラスモア<インペリアル>水彩紙
===

【緑の世界展】で展示した作品です。

最初に展示テーマをお伺いした時に、ふと浮かんだのが、
万年筆のペン先から滴るインクの中に森が見える光景でした。

インクって実際に使っていて、
友達への手紙の文字にもなれば、可愛らしいイラストにもなったりして、
変幻自在の世界を秘めていると思っています。
そんなインクの魅力を表現できたらと思いました。

全体の塗り方は、どうするかかなり迷いましたが、
元々、デューラーやレンブラントの銅版画が好きで、
「それならもっと真っ黒にしてもよいかもね!」とご意見いただいたことがあって、
行けるところまで線を重ねて、それから色を載せてみました。
やはり好きな作業みたいで、これだけ線を重ねても、全然苦じゃなかったです!

ちなみに、水彩紙はストラスモア<インペリアル>水彩紙、
コットン100%の真っ白な紙です。
アクリルガッシュを薄く塗り重ねて、古びた紙の感じを出しています。
滴の光っている部分の白色が、元の水彩紙の色です。

0 件のコメント:

コメントを投稿