2016年12月6日火曜日

【作品紹介】 番外編:初音ミク?!

【Best Artists Exhibition 11】の新作は、前回までの記事で全て紹介しましたが、
もう1つ、特別企画で出展したものがあります。

それはなんと…、「初音ミク」!



ギャラリーの一角を「初音ミク」コーナーとしまして、
参加作家さんそれぞれが描く初音ミクを展示しました!
何かみんなで参加する面白い企画ができないかと、提案されたものでした。

いやもう、作家さん皆様のが凄すぎて…!!
この絵柄でどうやって初音ミクを描くのだろう?と、まるで想像もつかなかったのが、
まさにその作家さんの作品になっていまして…!
十何通りの初音ミクは1枚1枚が超個性的で、ここに載せられないのが残念なくらいです…!
何度も見直してしまう、楽しいコーナーでした。

私のは一番普通だったかな!
しかも、あまりにも時間が無い中で、ギリギリ間に合わせたものでしたから、
新たに描き直して、会期中にこっそり差し替えたのでした…(笑)。

ちなみにこちらは、サインペンで主線を描いて、
スキャンして、Photoshopで着色し、印刷したものを額装しています。

今回の展示では、色々な描き方の作品を出展しました。
薄く塗ったり、濃く塗ったり、
ペンを使ったり、デジタルソフトで色付けしたり、
キャラクター系じゃない作品だったり。

アピールすることに主体を置くなら、統一感がある方がよいと思いつつ、
ペンで描くことも好きだし、Photoshopも長く使っていますから、
自分が楽しんで描くこと、好きなように好きなものを描くことに、
今回は重点を置きました。

それぞれにコメントやご感想をいただけたのは、
とても嬉しい手応えでした。

お越しいただきました皆様、改めまして、大変ありがとうございました!

展示風景です。右から2番目は旧作です。

2016年12月2日金曜日

【作品紹介】 『遥か彼方からの手紙』



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■タイトル: 『遥か彼方からの手紙』
■作品サイズ: 19.7×28.8cm (額の窓部分)
■画材: アクリルガッシュ、色鉛筆
■紙: ストラスモア<インペリアル>水彩紙
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【Best Artists Exhibition 11】に出展した作品です。
これで新作紹介は4つ目で、最後です。

メルヘンっぽい絵ではありますが、
モチーフは、流星観測をする科学者さんです。

流れ星や隕石って、太陽系内の様々な情報を持っていて、
それらを観測、分析することによって、
彗星や小惑星の組成だったり、太陽系誕生時の情報だったりと、
様々なことを知ることができます。

現在、国際宇宙ステーション(ISS)では、
千葉工業大学 惑星探査研究センター様の流星観測プロジェクトが進行中で、
公式Twitterでも、ISSから撮影されたばかりの流星の映像が配信されています。

展示作品は、地球の外から飛んできた様々な情報を手紙に例えて、
人が通常住んでいる場所よりも高いところ(ISS)で、
流れ星からの手紙を受け取る研究者さん、というイメージで描きました。

澄んだ空が綺麗な季節。
流れ星を待つのもよし、条件が揃えば見えるというISSを探すもよし、
たまにはゆっくりと夜空に宇宙を感じてみたいものです。

2016年12月1日木曜日

【作品紹介】 『万年筆座・インク壜座』



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■タイトル: 『万年筆座・インク壜座』
■作品サイズ: 19.7×28.8cm (額の窓部分)
■画材: アクリルガッシュ、色鉛筆、顔料黒インク
■紙: ウォーターフォード水彩紙
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【Best Artists Exhibition 11】に出展しました、新作紹介の続きです。

先日の『O・E・KA・KI!』もそうですけれど、ペンで描くことが大好きです。
サインペンで、気楽に思うがままに描くのは楽しいですし、
ちまちまと細い線を積み重ねるのも、時間を忘れて没頭してしまいます。

展示会では、キャラクターを描くイメージが随分と固まってきたように感じて、
それはそれでよいことなのですが、
「ただ好きで、普通に描いた」絵も、出してみたくなりました。
会場では、この作品に、予想以上に、
反響やご感想をいただくことができまして、嬉しい限りでした。
コメントをお寄せくださった皆様、どうもありがとうございました。

古い星図って、飾りたいくらい好きです。
くじら座の絵が一番お気に入りで、はくちょう座が次点かな。
小さい頃に通ったプラネタリウムで、大きく投影されたのを見て、
異世界を覗いているみたいで、ワクワクしたものでした。
大きい星図のポスターを探し出して、通販しようとしたこともあります。
飾る場所を作り出せなくて、断念しましたが…。

さて、万年筆座とインク壜座は、架空の星座です。
実在しませんから、ご注意を!(笑)
好きなものを好きな星図にしようと考えて、この2つになりました。

星の位置だけは、実際の空をかなり模倣しています。
まず、ペガスス座の四辺形とうお座の魚の片方が、
ちょうど四角いインク壜と蓋の形に見えまして、
その横に、万年筆を配置しました。
ペンポイントとハート穴が、ちょうこくしつ座のβ星とγ星にあたります。
実は偶然にも、『O・E・KA・KI!』の夜空のエリアと同じで、
上下を逆さまにしたのが、この絵になります。

今の時期、19時頃でしたら、天高くにペガスス座が見えますから、
よかったら、逆さまになっているインク壜を探してみてください。
相当大きいですよ!