2018年11月7日水曜日

【作品紹介】 『文豪、砂狐』



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■タイトル: 『文豪、砂狐』
■作品サイズ: 36.0×43.5cm (額の窓部分)
■画材: アクリルガッシュ、顔料黒インク
■紙: ストラスモア<インペリアル>水彩紙
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【Best Artists Exhibition 13】で展示した作品です。

一度ちゃんと描いてみたかった、チベットスナギツネ!
あの虚ろな目つきは、一度見たら忘れられません…!

仲のいい作家さんには、
「ひゅうさんなら、いつか描くと思った!」、
「今まで描いていなかったのが不思議なくらい!」
なんて言われて大笑いしていたのですが、
チベットスナギツネをご存知ない方が8割くらいでしたでしょうか。
あまり知られていなかったのが意外でした。

大きい絵ですから、細部をちょっと紹介します。


糸でぶら下がる蜘蛛。猫。檸檬。
文豪の予感がします。


レシートが落ちていたり。
鉛筆は、本のしおり代わりに。


化石をこんなところに飾ったら、危ないですよ。

本棚の本の背表紙は、読めそうで読めないけれど、
時々読めてしまう文字で、タイトルが書かれています。
架空の本の『羊の数』12巻セットとか、
理系本も多くて、『量子力学』とか『地球の歴史』があります。
『宇宙論』は真っ先に見つかってしまいました。

さて、執筆中のチベットスナギツネさん。


原稿用紙には、まだ1文字も書けていません。
消しゴムは多分、3日くらい落ちたままでしょう。

この顔の感想が分かれたのが、とても面白かったです…!

・まっっったく、なんんんにも思い浮かんでいない!
・靴下脱いでいるから、絶対集中していない
・いや、集中しているからこそ、無意識に脱ぐ
・文豪らしい
・今は書けていないけれど、書き始めたら早いのでは
・後ろの沢山の本の内容が、全部頭に入っていそう
・椅子が立派だから、とりあえず形から入る性格
などなど。

果たして出来る子なのか、出来ない子なのか、
一体どちらなのでしょう。

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