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■タイトル: 『ハシビロコウ紳士』
■作品サイズ: 23.0×31.2cm (額の窓部分)
■画材: アクリルガッシュ、顔料黒インク
■紙: ウォーターフォード水彩紙
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【Best Artists Exhibition 12】で展示した作品です。
元々、銅版画のような、細い黒い線で構成された絵が大好きで、
描いていて、とにかく楽しかったです…!
もしかしたら、線をちまちまと重ねていく作業が、
制作の中で一番好きかもしれません?!
大のお気に入り動物の一つである、ハシビロコウ!
ハシビロコウで何か描きたいなと思ったときに、
ちょうど文庫本を買ったばかりの「怪盗紳士ルパン」と結びつきました。
ルパンのシリーズは、小学校の頃に、図書館にあった本は全部読んでいて、
読書記録を見てみますと、2003年にも文庫本で読んでいます。
つい最近、”出版社や訳者によって随分と違う、
「怪盗紳士ルパン」は、ハヤカワ版か偕成社版をおすすめ”、
とするblog(
『劣化春秋』様)を偶然拝読し、
持っているのが創元推理文庫版でしたので、カドカワ版を買ってみたのでした。
が、忙しくてまだ全然読めていなくて、
読みたいなぁ、読み比べたいなぁ、
1話ずつ順番に読むのがいいかなぁ、それとも一気に…、
なんて本棚をチラチラ見ながら、展示の準備に取り組んでいたのでした。
制作にあたって色々と調べていましたら、
ルパンの原作には、片眼鏡をしている記述は無いらしいですね(
Wikipedia)。
でも、絵としては、あった方がアクセントになりますし、
上流階級っぽい雰囲気になりますので、描き入れました。
ちなみに、開いた本の挿絵は「奇巌城」を意識しています。
展示では、ハシビロコウ人気もあってとても好評で、
自分でも気に入っている以上の嬉しいお言葉を、
いくつもいただくことができました。
キャラクター系の絵以外でも手応えを得ることができたのは、
大きな、嬉しい収穫です。
ご覧いただきまして、どうもありがとうございました!